今回は一利一害(いちりいちがい)です。
良いこともあれば、悪いこともある、と言うことです。
字のまんまだね、一利一害ってことだ。
でも、元の意味は違うんです。一利を興すは、一害を除くにしかず、一事を生かすは一事を省くにしかず、と言う言葉がもとです。
新しく利益のあることを始めるより、害を減らした方がいい、ってことか。
そうです、ジンギスカンの部下だった耶律楚材(やりつそざい)の座右の銘だったそうです。
お、ジンギスカンが、とても信頼していた「長ひげ先生」だね!小説で読んだ!カッコイイよね!
まあ、実際には、あまり資料が無いのですが、小説の中ではカッコイイですよね。
またロマンの無いことを、歴史好きも一利一害だな。
出典は「元史」でした。