今回は三界無宿(さんかいむしゅく)です。
「三界」には、どこにも落ち着ける場所が無いことです。そこから、落ち着ける場所がいない、という使い方もします。
「三界」って?
仏教用語でいう、一般の人たちがいる世界で、「欲界」「色界」「無色界」の3つの世界のことです。
どんな世界なの?
「欲界(よっかい)」は欲にまみれて苦しむ世界、「色界」は物質に捉われる世界、「無色界」物質と欲望を乗り越えたがまだ悩みのある世界です。
要するに、普通の世界だね。
仏教ではそういう世界に安住の地を求めようとしてはいけない、ということです。