今回は以一当千(いいつとうせん)です。
一人で何人分も活躍するイメージです。
字のままだと千人分かな。
まあ、千人分は難しいですよね。
稼ぎで言えば、すごいお金持ちは、一般の人の千倍稼いでいる人はいるかな。
そうですね、でもこの言葉は日本で言えば「一騎当千(いっきとうせん)」です。
ですから主に勇敢さや強さのイメージですね。
中国の資料だと出典は李陵(りりょう)の「答蘇武書」となっています。
李陵って、前漢の時代の武将で匈奴につかまった人だね。
そうです、しかし、実際は李陵ではなく後から書かれたものだとも言われています。
出典は断定が難しいね。
その「答蘇武書」は「文選」に収録されています。
なんだか出典は「文選」っていうのも変な感じだな。
難しいですね。
とにかく「以一当千(いいつとうせん)」は、中国版の「一騎当千」だ。
まあ、そういうことです。