今回は四分五裂(しぶんごれつ)です。
バラバラになってしまうこと。
もうそれしか浮かばないよね。
秦の始皇帝が天下を取る少し前の話で、秦が大変強く、他の六国が力を合わせて立ち向かう状況でしたが、その六国が力を合わせるべきだと言ったのが、蘇秦(そしん)の合従策です。
そして、蘇秦の知り合いであった秦の臣下、張儀(ちょうぎ)による切り崩し、強い秦と手を組んだ方が安心だ、と各国を説得します。
有名な合従連衡(がっしょうれんこう)だね。
その時張儀が魏の王様を説得する時に、合従の盟約は四分五裂になる、と説得したのです。
でも、魏も滅んだから秦は天下統一したんだよね。
政治ですから。
出典は「戦国策」でした。