今回は四鳥之別(しちょうのべつ)です。
親子の悲しい別れのことです。
親子の別れは悲しいね。
でも「四鳥」って?
「孔子家語」のこうあります。
桓山之鳥、生四子焉。羽翼既成、将分于四海。其母悲鳴而送之、哀声有似於此。謂其往而不返。
なるほど。全然判らないけど。
桓山の鳥に4匹のヒナを生む鳥がいて、そのヒナが育つと海の果てに飛んでいきます、その別れが最後の別れ、と判るので親鳥はとても悲しい声で鳴くのです。
じゃあ、行かなきゃいいじゃん。
そして、この話は「孔子家語」に載っているエピソードで、悲しむ大きな声を聞いた孔子が、何事かと弟子の顔回に聞いたら、夫が無くなって子を売りに出す悲しむ母親の声だ、と言いました、その声が先ほどの鳥の親子の声に似ている、と言った話です。
そりゃ、悲しいね。
出典は「孔子家語」でした。