今回は天之御柱(あまのみはしら)です。
「古事記」「日本書紀」に出てきたイザナギとイザナミがオノゴロ島に降り立って作った柱です。
日本の神話の最初の部分だね。
そうです、イザナギとイザナミは神々に国土を整え固めろ、と命じられ、アマノヌホコを与えられます。
天沼矛だね。
二柱(はしら:神様の数え方)はアマノウキハシを足場にオノゴロシマを作ります。
そしてオノゴロシマに降り立った二柱は「天之御柱(あまのみはしら)」とヤヒロドノを作ります。
天之御柱(あまのみはしら)タカマノハラの神々と心を通わせることが出来ます。
神々とつながるための柱なんだね。イザナミが反時計回りで、イザナミが時計回りで柱の周りを回って、女性であるイザナミから声をかけて、国を作ったら上手く行かなかったけど、次は男のイザナギから声をかけたら上手く行ったんだよね。
どういうこと?
「古事記」「日本書紀」が書かれた時代は大国中国の影響で男尊女卑が推奨された、という説もありますが、かえるさんは占い師ですから、占い師的に言えば、象徴的に言うと「女性はやるべき使命、仕事」を意味して「男性は能動的にやりたいこと」を意味します。
ですから、やらなきゃいけないことからやるべきことを選ぶのではなく、やりたいことから使命を選ぶ、という意味に取れます。
要するに人間の本性を行った話とも言えます、「神々」は「無意識」という考え方もできるでしょう。
やりたいことをやることが一番能力を伸ばせるから、しっかりした国造り、要するに「しっかりした人間の自我」を作るってことかな。
そういう意味も含みますね。