今回は松方財政(まつかたざいせい)です。
1880年ごろから行われた松方大蔵卿(現在の財務大臣)の行った財政政策のこと。
松方正義って後の総理大臣だよね。
そうです。西郷隆盛の起こした西南戦争で莫大な戦費を使った政府は不換紙幣(ふかんしへい)を発行したのでインフレ(お金の価値が下がる)状態を招き、何とかしなくてはいけない、と言う状態でした。
そこで、松方正義が行ったのは、増税と歳出削減です。
お菓子税を増設、煙草、お酒、などを増税しました。
お菓子税…。
1882年にベルギーの銀行制度を参考に日本銀行を設立して、1885年には、銀本位制の兌換紙幣(発行した分だけ国が銀を所持して紙幣の価値を保障する紙幣)を発行しました。
そして、不換紙幣(ふかんしへい)を回収、破棄しました。
そしてインフレは解消したの?
解消して、デフレ(お金の価値が上がる)になりました、そのため、お金の価値が上がったのに収入が増えない民衆は大変苦しみました。
なんか、今も昔もインフレ、デフレは難しいね。
そうですね。