今回は深淵薄氷(しんえんはくひょう)です。
慎重にことに望むこと、または、危険な状況です。
深い淵を目の前にしたように、薄い氷の上を歩く時のように、慎重に、ということだね。
そうです、詩経にある「戦戦競競、如臨深淵、如履薄氷」と言う言葉から取った言葉です。
「戦戦競競」とあることに注目で「競競」であって「恐恐」ではありませんから、冷静に慎重なイメージです、ビビッている、と言う感じではありません。
でも、ビビッても仕方ないじゃん。深淵薄氷(しんえんはくひょう)だよ、危ないじゃん、って言うか慎重なら避けるよね。
もともと慎重さを必要とする状況から、慎重なイメージを表現した言葉です。
転じて、そういう危険な状況にいる、ということも意味するようになったのです。
出典は「詩経」でした。