今回は田父之功(でんぷのこう)です。
争う両者と関係のない第三者が利益を得る、という比喩です。
「漁夫の利」と同じこと?
そうです、ウサギを追いかけた犬が双方疲れ果てた時に通りかかった人がそれを簡単に手に入れたという話です。
そうは言っても犬もウサギを追いかけなきゃいけなかったんでしょ?
そうでしょうけど、第三者に気を付けろ、ということです、このたとえ話は、国同士の争いを諫めるためのものです。
なるほど、二国が争って喜ぶのは第三国ってことか。
出典は「戦国策」でした。