今回は篝火狐鳴(こうかこめい)です。
反乱を起こすことの比喩です。
どういうこと?
中国の秦の始皇帝の時代に反乱を起こした呉広と陳勝が仕組んだことが故事になっております。
無理やり徴兵された人々の中にいた陳勝と呉広の二人がしたのは篝火(かがりび)を焚き呉広が狐の鳴きまねをしながら「大楚興らん、陳勝が王たらん」と叫ばせて、みんなの心を動揺させて、そののちに反乱に踏み切りました。
なるほどね、陳勝はその後どうなったの?
一時は上手く行き陳勝は王を名乗り、各地に反乱は広がりましたが、すぐに衰退し殺されました、そのまま戦乱は項羽と劉邦の戦いにつながります。
それで劉邦が勝って「漢」が建国されるんだね。
出典は「史記」でした。