今回は長鞭馬腹(ちょうべんばふく)です。
強い力があっても、優秀な能力があっても、出来ないことはある、と言う意味です。
どんなに長い鞭でも、馬のお腹には鞭は届かない、と言うことです。
大きな国、楚(そ)に攻められた宋(そう)を助けようとした、晋(しん)の景公を、部下の伯宗(はくそう)が止めた時の言葉です。
止めちゃったの?
そんな勢いの楚国と戦ったら、自分たちがやられる、と止めたのです。
まあ、仕方ないか。
無理なものはムリですからね。
サイズ違いで役に立たない、と言う意味もあります。
あー、長すぎて届かない、って意味になっちゃったのかな。
元の意味と違っても定着すればいいってことですね。
出典は「春秋左氏伝」でした。