かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

震為雷 象伝 周易 象伝

震為雷 象伝

 今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。

 

 今回は「震為雷 象伝」です。

震為雷 象伝

 卦辞は「震 亨 震來虩虩 笑言啞啞 震驚百里 不喪匕鬯」しんは とおる しんきたるにげきげきたり しょうげんあくあくたり しんひゃくりをおどろかせども ひちょうをうしなわず。

 

 象伝では「象曰 洊雷 震 君子以恐懼脩省」しょういわく しきりにらいあるはしんなり くんしもってきょうくしてしゅうせいす。

 

 「震為雷」は「震」が二つ重なった卦です。「震」は「うごく、雷、長男」などの意味があります。

 

 「閃いたら動きたくなる」だからこそ、そういう時はよく考えましょう。ということです。

 

 なるほど。

 

 「卦辞」も、動きたくなっても「不喪匕鬯」しちょうをうしなわず。これは、行動する時にも自らの志、信念は失わないことをいっています。

 

 「匕鬯(しちょう)」って何だっけ?

 

 「鬯(ちょう)」は、香草(ウコンやショウガ)で香りをつけた祭祀などで使うお酒です。「聖杯」のようなイメージで考えて頂ければ良いです。「匕」は「鼎(かなえ)」の実をすくう匙ということでもあります。

 

 ひとつ前の卦は「火風鼎」だからか。

 

 そして卦の骨格を見る「互卦」を見ても「震為雷」の「二・三・四爻」を下互卦、「三・四・五爻」を上互卦とし、合成すれば「互卦」が出ます。「震為雷」の「互卦」は「水山蹇」です。

 

 「水山蹇」か、ずいぶん動きにくそうだね。

 

 そうですね、「震為雷」は上下逆にすると「艮為山」です。要するに、これから何かを始めたい、ということは様々なことが上手く行かない、簡単じゃないことを意味します。

 

 そうか、ダメだから辛いんじゃなくて、新しいことをして動くということはそういうことなんだね。