今回は鞭辟近裏(べんぺききんり)です。
しっかり分析、学ぶことで非常に深く理解すること。宋の儒学の慣用句です。
よくある誉め言葉なんだ。
今の時代ならアナウンサーの方が何でもかんでも「印象深い」って言うのと同じですね。
慣用句、って最初のうちはいいけど、繰り返されているうちにチープになるよね。ならない言葉ってないのかな。
どうしてもみんなで繰り返し使うとチープになりますよね、後、使い古されていて伝わりやすいから余計に使うからますますチープになりますよね。
印象深い、は昔は結構使ったけど、テレビでよく聞くから最近は使いにくい。
そういう気もしますね。
「鞭辟(べんぺき)」は激励、努力して切り開く、という意味です。「近裏(きんり)」は内部、内側のことです。
自分に鞭打って頑張って真理に近づくような感じか。
出典は「近思録」でした。