かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

三段論法(さんだんろんぽう)

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f:id:KAERUSAN:20210105140243g:plain 今回は三段論法(さんだんろんぽう)です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain 大前提、小前提、結論、の形で組み立てて推論する論法です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain アリストテレス以来の古くからある論法ですが、現在は細かく整理発展しています。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140246g:plain 実際には三段ではないものもありますが、そういう風に翻訳されましたのでそう呼ばれます。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140225g:plain どんなものなの?

 

f:id:KAERUSAN:20210105140223g:plain 例えば「人間はいつか亡くなる(大前提)」「Aさんは人間である(小前提)」「Aさんはいつか亡くなる(結論)」という感じですね。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140230g:plain 何だか当たり前だな。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140223g:plain では「人間はいつか亡くなる(大前提)」「Aさんは猫である(小前提)」「Aさんは亡くならない(結論)」はおかしいですよね。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140206g:plain そうね、おかしいね。猫さんは人間じゃないけどいつか亡くなるよね。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140243g:plain そうです、小前提が大前提と一致していませんよね。人間じゃないからと言って「亡くならない」という前提はおかしいですよね。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140232g:plain 要するに「三段論法(さんだんろんぽう)」は、おかしい部分を探ることが出来るのか。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140243g:plain まあ、ごく簡単に言うとそういうことです。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain 実際に使う時は「省略三段論法(しょうりゃくさんだんろんぽう)」で使うのが普通です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain 「大前提」「小前提」「結論」のいずれか当たり前すぎる部分を省いて使います。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140232g:plain どういうこと?

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain 「Aさんは人間である(小前提)」「Aさんはいつか亡くなる(結論)」だけでも伝わりますでしょ。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140225g:plain なるほど、確かに。当たりまえすぎる前提を省く方が伝わりやすいかもね。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140223g:plain そうです、「人間はいつか亡くなる(大前提)」「Aさんは人間である(小前提)」だけでも伝わりますでしょ。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140201g:plain そうだね、実際の会話にも「三段論法(さんだんろんぽう)」が入っているんだね。