今回は九十九折(つづらおり)です。
幾重にも折れ曲がっている坂道を指します。
九十九折で(つづらおり)って読むんだね。
葛折り(つづらおり)とも書きます。
へー。
「葛」は、植物の「かずら」のことです。「葛(かずら)」は「つる草」の総称です。
だから、「九十九」を「つづら」って読むのか。たくさん曲がっているから「九十九」。
「葛藤(かっとう)」という言葉の語源はここにあります。「葛(かずら)」と「藤(ふじ)」の折れ曲がったツタが絡まっていることです。
「葛藤」は、悶着、争い、複数の欲求のどれを優先するか迷うこと、煩悩などを指します。