今回は禅譲放伐(ぜんじょうほうばつ)です。
中国の王朝交代の方法「禅譲(ぜんじょう)」「放伐(ほうばつ)」のことです。
「禅譲(ぜんじょう)」は、前の君主が人徳のある人に君主の座を譲ることだよね。
そうです、昔の王朝はそうやっていたわけです。
そして「夏(か)王朝」からは世襲制になりまして、後に「殷(いん)王朝」に武力で討伐され王朝交代が行われました、これが最初の「放伐(ほうばつ)」です。
でもさ、「漢王朝」は「三国志」で有名な曹操(そうそう)の息子の曹丕(そうひ)に「禅譲」したんじゃないの?
形の上ではそうです、220年に「禅譲」によって「漢王朝」は滅亡しました、武力討伐ではないですからね、ただ実際には強制的であったと言えます。