今回は偃武修文(えんぶしゅうぶん)です。
平和な世の中。武を収め学問によって平和な世の中にすること。
へー、大変よろしい言葉ですが、単語の意味が全く判らん。
偃武(えんぶ)は、武の使用をやめることです。
へー、そうなんだ。「偃」ってどういう意味なの?
偃(ふ)す、偃(たお)れる、偃(やす)む、偃(かく)れるなんて使い方をします。
横になるような意味があるんだ。でも、偃武(えんぶ)って言葉使わないよね。
日本だったら「元和偃武(げんなえんぶ)」ですね。
1615年江戸幕府が、大阪夏の陣の終了をもって平和を宣言し元号を「元和(げんな)」にしたことです。
そんなことしてたんだ。その後も天草四郎の島原の乱とかあったじゃん。
江戸幕府が望んだわけじゃないんで、まあ、応仁の乱以降の戦国時代が大阪夏の陣で終わったと言う言い方は出来るでしょう。
で、「修文」は学問を修める、と言うことです。
学問を身につけ、武力使用をやめて、世の中が平和になる、大変よろしいですな。
出典は「書経」でした。