今回は公武合体(こうぶがったい)です。
江戸時代末期に、弱まった幕府の権威を、朝廷と合体することで、復活させようとした運動。日本では「尊王攘夷(そんのうじょうい)」の対義語になります。
え!そうなの!尊王なのに?
尊王攘夷は、幕府を倒して、外国をやっつける形ですから。朝廷のみが政治を行います。
公武合体は、幕府が朝廷と力を合わせて政治を行いたいわけですから、国の形は全く違いますね。
幕府が無くて、朝廷だけで政治を行うなんて、当時では、すごいことだよね。
建武の新政以来ですよ。
建武の新政って政治した?
1333年から1336年まで、ですから、ちょっと短かったですね。
みじかっ。
「公」は、朝廷のことで、「武」は、幕府のことだよね、公武合体って結局、何の努力をしたの?
孝明天皇の妹、和宮(かずのみや)が、将軍、徳川家茂(とくがわいえもち)と結婚したのがそうですね。
でも、ダメだったの?
まあ、ダメでしたね。