今回は六十耳順(ろくじゅうじじゅん)です。
孔子の言葉で、60歳になったころには人の言うことを素直に聞くことが出来るようになった、耳で聞いたことの真偽を見抜くことが出来るようになった、ということです。
素直に聞くだけじゃないの?
一緒です、ただ聞くことが出来る、ということではなく「自分の勝手な解釈」をせずにきちんと聞けるようになった、というのが素直に聞く、ということなのです。
例えばニュースなどは面白おかしく部分を切り取って作るから、そのまま読んではいけませんね、知識があってこそニュースの意味が判りますよね。
それでこそ、耳に従えるのか。
何も知らないとかえって素直に聞くことは出来ませんね。
そう考えると「耳順」って難しいね。
にわとりさんは59歳で「耳順」して孔子に勝ってやろう。
今から目指してもいいんですよ。
やだ。
出典は「論語」でした。