今回は博施済衆(はくしさいしゅう)です。
広く民に施し、多くの人を救済すること。です。
それは、にわとりさんでも難しいな。
にわとりさんが総理大臣とか大統領なら出来るかもしれないけど。
総理大臣や大統領は、予算の心配がありますし、選挙もありますから、何かを成し遂げるには、そこに予算を多く分配しないといけないので必ず抵抗にあいますから、好き勝手に出来る訳ではないですよ。
昔の皇帝とかじゃないとダメか。
昔の皇帝だって、権力を握るのは難しかったんです、軍や官僚との駆け引きが上手くないと思ったように軍隊を動かすことだって難しかったんです。
なんだ、一番偉いんじゃないのか。
出兵するなら国を空けても平気なほど軍や官僚をコントロール出来ないといけなかったんです。
偉い人も大変なのか。
博施済衆(はくしさいしゅう)は広く民にほどこし、多くの人を救済するってことでしょ。
孔子の弟子が、孔子に「広く民にほどこし、多くの人を救済出来たら『仁』といえますか?」と聞きました。
それを孔子は「それが出来たら『仁』どころではない、聖人だよ」と答えたのです。それほど難しいことだ、ということですね。
にわとりさんは、ほぼ聖人だと思うけども。
ほぼ、だからちょっと難しい可能性を感じつつも予断は許さない感じですね。
ま、それは孔子の基準だからな。
出典は「論語」でした。