今回は剛毅木訥(ごうきぼくとつ)です。
心が強く、口数がすくなく、飾り気のないこと、です。孔子は剛毅木訥は、道徳的に大変優れ、仁にとても近いと言っています。
朴訥は、ほめ言葉なの?
朴は、素直で飾り気が無い、訥は訥る(どもる)と読みます、なめらかに喋ることが出来ない、と言うことです。孔子は口がうまいことは、ヒトとして優れているとは考えなかったんですね。
なるほど。強い心をキチンと持って、素直で、口先の人間ではない、と言うことか、それを「仁」に近い、と。「仁」は?
すごく平たく言うと、ヒトを思いやる心、優しさ、です。ただ、孔子は、仁は~である。というような言い方はしません。
言ってくれないと困るじゃん。
いや、優しさ、とは、少し間違うと甘やかすことになったり、厳しさこそ長い目で見れば優しさなこともありますね。キチンと状況がわかってこそ、これが優しさではないか、と論じることが出来るのです。
ああ、それも、人それぞれだよね。
その通りです、一生を通して、学ぶべき課題なのです。
かえるさんは朴訥じゃないね。仁じゃないんだ。
あはは、子供の頃から口から生まれたとか、よく言われましたよ。
出典は「論語」でした。