今回は名誉革命(めいよかくめい)です。
1688年~1689年にかけてイギリスで起こった無血の革命です。
戦わないで革命を起こすなんてすごいよね。
どんな革命だったの?
簡単に言うと、王様と議会の対立があったのですが、結局、議会が新しい王様を迎えて、王様を退位させた革命です。
名誉革命の前に清教徒革命と言うのがありました、クロムウェルによって王が処刑された革命でしたが、その後、クロムウェルが独裁政治を行い、その息子が後を継ぎましたが、結局、追放され、クロムウェルに殺された王様の息子が王様になりました。
へー、じゃあ、元どおりみたいなもんか。
所がそうではありません、王様になったチャールズ二世は、自分の父を処刑した、人々に復讐を始めたのです。
あ、そうか!議会は親の仇だらけなのか!
そして、チャールズ二世は亡くなったのですが、その後を継いだ弟のジェームズ二世がもっとひどかったので、議会が1688年ジェームズ二世を追放し、ジェームズ二世の娘と娘婿を共同統治者として、二人を王して迎えました。
娘婿、得したじゃん!!
そうかもしれませんが、議会は王様はあんまり勝手なことしちゃダメ、と言う約束をさせました、それが「権利章典」です。
そうやって王様でも好き勝手に出来なくなっていくんだね、立憲君主だ。
ちなみに、ジェームズ二世の即位の時には賛成のトーリ党(お金持ちなど)と反対のホイッグ党(商人など)で対立しました。
1830年にトーリ党は保守党に改称しまして、
ホイッグ党は1859年に自由党に改称しました。そして1988年に社会自由民主党に1989年に自由民主党に改称しました。
おー、現代につながっているんだね!