今回は含哺鼓腹(がんぽこふく)です。
人々が平和で豊かな世の中を楽しむこと、です。
おおー、そうなるといいですな。
でも、そんな世の中来るのかな。
それは考えようですね、衣食住が満ちれば後は気の持ちようが大きいでしょうね。とっくに来ているとも言えますね。
まあ、昔より豊かなのは間違いないけど。
どうしても他者と比べてしまう世の中だから、満足しにくいのかもしれませんね。
所で、言葉とか漢字の意味は?
含哺は、食べ物を口に入れることで、鼓腹は腹鼓(はらつづみ)を打つことです。
おなか一杯食べて満足。ってことか、昔はそれで平和で充分満足と言う言葉にして違和感無かったってことだ。
やっぱり幸せになっているのかな?
なっていると考えた方がトクじゃありません?
そう言えば「はらづつみ」とも言うよね。
言う人もいますが、間違いです。
あ、間違いなんだ。でも腹鼓って打たないよね、おなか一杯になった時に叩いたら出ちゃうじゃん。
いや、本当に叩いちゃダメでしょ、添える程度にぽんぽんって感じで。
つづみって程じゃなくてもいいんだ!
この言葉のもとは、含哺而熙、鼓腹而遊と言う「荘子(そうじ)」の言葉です。「十八史略」にもほとんど似たような言葉が出ています。
「十八史略」って「略」が気になるよ。
中国の元の時代に判りやすく書かれた歴史の教科書です、「古今歴代十八史略」と言うのが正しいタイトルです。
へー、本当に判りやすく「略」されているんだ!
出典は「荘子」でした。