かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

嚆矢濫觴(こうしらんしょう)

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f:id:KAERUSAN:20200110142800g:plain 今回は嚆矢濫觴(こうしらんしょう)です。

 

f:id:KAERUSAN:20200110142701g:plain 物事の初めを意味します。

 

f:id:KAERUSAN:20200110142503g:plain そうなの?字からは、ちょっとイメージ出来ないけど。

 

f:id:KAERUSAN:20200110144318g:plain この言葉は2つの熟語をくっつけたものです。

 

f:id:KAERUSAN:20200110142701g:plain 「嚆矢(こうし)」は鏑矢(かぶらや)のことで昔の戦いの開始の合図に使われたものです。矢の先に「鏑(かぶら)」が付いていて音が鳴ります。

 

f:id:KAERUSAN:20200110141947g:plain 中国古典の「荘子(そうじ)」に「嚆矢(こうし)」のことが記されています。

 

f:id:KAERUSAN:20200110144817g:plain じゃあ、古代中国ではもうあったんだね。

 

f:id:KAERUSAN:20200110141845g:plain 「濫觴(らんしょう)」は觴(さかずき)を濫(う)かべる程度、ということで、どんな大きな河であっても源流は觴(さかずき)を浮かべるほどの小さな流れである、という言葉で孔子の言葉として「荀子」「孔子家語」に記されています。

 

f:id:KAERUSAN:20200110144152g:plain だから、最初のことなのね。

 

f:id:KAERUSAN:20200110144318g:plain そういうことです。