今回は嚆矢濫觴(こうしらんしょう)です。
物事の初めを意味します。
そうなの?字からは、ちょっとイメージ出来ないけど。
この言葉は2つの熟語をくっつけたものです。
「嚆矢(こうし)」は鏑矢(かぶらや)のことで昔の戦いの開始の合図に使われたものです。矢の先に「鏑(かぶら)」が付いていて音が鳴ります。
中国古典の「荘子(そうじ)」に「嚆矢(こうし)」のことが記されています。
じゃあ、古代中国ではもうあったんだね。
「濫觴(らんしょう)」は觴(さかずき)を濫(う)かべる程度、ということで、どんな大きな河であっても源流は觴(さかずき)を浮かべるほどの小さな流れである、という言葉で孔子の言葉として「荀子」「孔子家語」に記されています。
だから、最初のことなのね。
そういうことです。