今回は宴安鴆毒(えんあんちんどく)です。
贅沢や享楽に溺れることは毒を飲むのと同じである、ということです。
ちょっとならいいでしょ。
溺れなきゃいいでしょ。
「鴆(ちん)」って何?
鳥です、古代中国の文献には良く出て来ます、毒を持った鳥で羽をお酒に入れてそれを飲むと死んでしまうそうです。
うわー、こわーい。
そんな鳥、本当に居たの?
判りません、「鴆(ちん)」は毒蛇を食べるから毒を持ったなどとも言われていますが、毒を持った鳥、というのはファンジーではないか、と思われていましたが、毒を持った鳥と言うのは近年発見されました。
え、じゃあ、本当に居たのかな?
どうでしょうね?しかし、贅沢や享楽は度を越えれば良くない、と言うことは確かでしょう。
ちなみにこの言葉は「宴安「酖」毒(えんあんちんどく)」とも書きます。「酖毒」は「鴆(ちん)」の羽を入れたお酒のことです。
じゃあ、飲んじゃダメなやつだ。
出典は「春秋左氏伝」でした。