今回は尋章摘句(じんしょうてきく)です。
全体を見ないで細かい些細なことにこだわってしまうこと、です。
章を尋ね、句を摘む、ってことかな。
そうです、詩では章は一段落、句は一区切りです。
そういうこともあるかな。
相手の言った言葉の一つの単語をとって腹を立てたりすること、などはそうですよね。
ああ、本質じゃないけど、その言い方がイヤ、みたいな。
ちなみに「三国志」の言葉で「三国演技」にも出てきます。
どんな所に出てくるの?
呉(ご)の王である孫権(そんけん)が魏に使者を送った時に、魏の人が呉の使者に、孫権のことを聞いた時に「呉王(孫権のこと)は口先だけの学者のような尋章摘句(じんしょうてきく)なことは致しません」と言いました。
まあ、そのままだと、悪口だから否定的に使うのか。
まあ、あなたは尋章摘句(じんしょうてきく)だね。って言ってもいいのかな。
あんまりいい使い方じゃないですよね。
出典は「三国志」でした。