今回は徙木之信(しぼくのしん)です。
約束をしっかり守って信用を得る、という意味です。
「徙」ってあんまり使わない字だな。
うつる、うつす、場所を変える、というような意味です。
昔の中国のお話で、お役人が南門に3丈の木を立てて、北門に移したら十金を与える、と言ったのですがやる人はいませんでした。
何のためか判らないし、うそ臭いね。
そこで賞金を5倍にして五十金を与える、と言ったらやる人が出たので、すぐにお金を払いました。
お!本当にくれたんだ!
それ以降は、法律は信じることが出来ることが国民に広まりました。
なるほど、そのためだったのか、信用第一だね。
出典は「史記」でした。