今回は政権交代(せいけんこうたい)です。
政党政治において、政権を担当する与党と野党が交代すること。
日本では最新では2009年の自民党、麻生内閣から、民主党の、鳩山内閣になった時だね。
そうですね、それまでは、主に自民党の派閥同士で擬似的な政権交代が行われていました。
ハッキリ言って、その時代は大きな混乱が無かったのですが、本当に政党自体が交代してしまうと、外国との約束を覆したり、今までやる、と言っていたものを急に中止したりするので、すっかり日本では上手く行かない、と言うイメージが付いてしまいましたね。
自民党の擬似政権交代時代は、政策が急に変わらなかったの?
同じ政党ですから、外国との条約などには手をつけませんし、前の政治を否定するより新しい方向に目を向ける感じになるので、国民にも新鮮ですし、受け入れやすかったんですね。
自民党は、岸総理の時に日米安保で行き詰ったら、池田内閣は所得倍増計画、と軍事から目を逸らし、田中内閣で汚職のイメージが付いたら、クリーンなイメージの三木内閣を作るなど、安心な政権交代を実現していたと言えるでしょう。
現代民主政治はポピュリズム(大衆迎合)選挙になりやすいので、政権交代しても期待ばかり大きく実行不可能なのも判っていることですから、もう政権交代は日本ではカンタンには起こらないでしょう。
民主党が政治ショーとして官僚を迫害したため官僚の位置づけが不安定になり、何も判らない政治家に圧力をかけられるようになって、政治家にものを言えなくなり、2017年の公文書改ざんを招いた、とも言われます。
だいたい、マスコミも同じ政権が長く続けば、独裁って言うし、毎年変われば不安定政治の責任は誰にあるのか、とか言うし、デタラメにもほどがあるよね。
政治の基本は、良い所を選ぶのではなくて、一番マシなのを選ぶ、ことですからね。出来もしない公約の演説を真に受けないことも大切ですね。
出典は判りません。