今回は施人勿念(しじんぶつねん)です。
他人に何かをしてあげても、慎んで見返りを求めるようなことはしないこと、という意味です。
でも、ちょっとはしちゃうかな。
しちゃいますか。
この言葉は 施人慎勿念、受施慎勿忘 とありまして、人に何かをしてあげても見返りなど期待しないこと、しかし、人に恩を受けたら忘れないこと、という「座右銘」という文章の言葉です。
それじゃ、自分ばっかり損しちゃうじゃん。
所で「座右銘」って、座右の銘って、こと?
そうです、この文章は「文選」に収められています。
あ、それで、「座右の銘」を「座右の銘」っていうんだ。
そういうことです。
出典は崔瑗(さいえん)の「座右銘」でした。