今回は筆耕硯田(ひっこうけんでん)です。
文筆で身を立てる、生活することです。
硯(すずり)を畑に例えているわけですね。
紙に書く方が重要じゃないの?そんなに硯に夢中になっちゃ良くないんじゃない。
イメージですから、イメージ。
この言葉は出典は判りませんが、漢の時代の許慎(きょしん)の「説文解字」に「硯田(けんでん)」と言う言葉があり、
「文選」に「筆耕(ひっこう)」と言う言葉があります。
じゃあ、元から使われている二字熟語をくっつけた四字熟語だ、どこにでもあって誰が最初か判らない感じだ。
ま、そういうことです。
ただ筆耕(ひっこう)の意味は、清書や写字をして収入を得ることです。
硯田(けんでん)は、硯を田畑に例えて言う言葉ですから、その言葉が合わさっ多言葉です。
日本では江戸時代くらいから使われている言葉のようです。
時代も流れて、文筆で身を立てる、生活すること、に意味が変わったんだね。