かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

日本国王(にほんこくおう)

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f:id:KAERUSAN:20181024170350g:plain 今回は日本国王(にほんこくおう)です。

 

f:id:KAERUSAN:20181024170350g:plain 日本の統治者を指す言葉で、外国から言われることと、日本の方から名乗った例があります。

 

f:id:KAERUSAN:20181024170658g:plain 「日本国王(にほんこくおう)」と言えば、足利義満かな。

 

f:id:KAERUSAN:20181024171351g:plain 明(中国)との貿易を申し込んだ、足利義満に対し明(中国)の書状に「日本国王(にほんこくおう)」と書いてありました。それに対し、足利義満は、自分でも「日本国王(にほんこくおう)」の称号を使いました。

 

f:id:KAERUSAN:20181024172138g:plain 当時、国内で大変な反感を買いました。

 

f:id:KAERUSAN:20181024171218g:plain 幕府の将軍だからいいんじゃないの?

 

f:id:KAERUSAN:20181024171116g:plain それまでは、「日本国王(にほんこくおう)」と言えば、天皇に対して使われた言葉だったんです。「蒙古襲来」の時、元(中国)からきた書状でもそうでした。

 

f:id:KAERUSAN:20181024172732g:plain え!じゃあ、けっこう、やばいんじゃない!

 

f:id:KAERUSAN:20181024172138g:plain そうなんですけど、足利義満は、どうしても明(中国)と貿易をしたかったので「日本国王(にほんこくおう)」の称号を使い続け、大きな利益をあげました。

 

f:id:KAERUSAN:20181024172535g:plain その後は、室町幕府の将軍が外交称号として「日本国王(にほんこくおう)」を使いました。

 

f:id:KAERUSAN:20181024171218g:plain 慣れちゃったんだ。

 

f:id:KAERUSAN:20181024171116g:plain あと、1986年にスワジランド国王の即位式の招待状の名義が「日本国王(にほんこくおう)ナカソネ」となっていたことがあります。

 

f:id:KAERUSAN:20181024175352g:plain さすが中曽根さん!!