今回は朝蠅暮蚊(ちょうようぼぶん)です。
つまらない人物がたくさんいてイヤだと思っても相手にしても仕方がない、ということ。
夏には朝、昼は蠅が、暮れには蚊が飛び回ってうっとおしいものですが、叩いてもきりがない、しかし、秋になれば、ウソのように消えてしまうのですから、相手にしないことだ、と言うことです。
くだらないことを言う人たちを蚊や蠅に例えたのか。
そうです詩人の韓愈(かんゆ)の詩から来た言葉です。
くだらないことをいちいち気にするな、ってことなんだ。
そうですね、やっつけた所で意味も無い、と言うことですね。
その瞬間、瞬間、だけでものを考えるな、って意味もあるね。
そうですね。
出典は韓愈(かんゆ)の「雑詩」でした。