今回は生知安行(せいちあんこう)です。
生まれながら自然に人の道を行うこと、です。
そんな便利なこと無いでしょ。
聖人の境地なんです。人の道を、生まれつき弁(わきま)える者もあれば(生知)学んでそれを弁える者もあり(学知)困(くる)しんで弁えるものもいる。
そりゃそうだよね。
自然に実行できる者もあれば(安行)意識をして行う者もある(利行)、そして、努力し励んで行う者もある(勉行)。
人それぞれだね。生知安行は、両方の一番最初だね、らくらくコース。
しかし、そのたどり着く結果は同じである。というお話です。
楽でずるいとみるか、努力で埋められるとみるかは人それぞれですな。
確かに。
出典は「中庸」でした。