今回は笑比河清(しょうひかせい)です。
全く笑わないこと、厳格な性格、のことです。
嫌われるタイプかな?
これは、昔の中国の裁判官をほめた言葉です。
あっ!そうなんだ!
今はニコニコしてないと何かとめんどうな世の中だからねぇ。
孔子も、表面をつくろっている人間は信用できない!って言いますけど、現代はそうは行かないですよね。福沢諭吉は、西洋にならってとりあえずニコニコしとけ、って言ってますからね、時代が変わってますよね。
裁判官は、民衆の気持ちが判らない、って裁判員制度が始まったんだもんね。
あんまり融通利かしちゃいけないお仕事でもありますが、犯罪の厳罰化を望む民衆の気持ちに沿っていくのは民主主義では自然な流れですからね。
かといって実際には法律を犯していなくとも罰していいのか、と言う問題もあります。
でも、社会的なバッシングは合法なんですよね。
個人の倫理観か、むずかしいね。
老子は、法律が出来た時点で、抜け道を探す、いたちごっこが始まった、といい、孔子は、決まりを守ることの重要性を説きました。
カンペキな法律なんてありえないんだよね。そういえば笑比河清ってどういうこと?
河は、中国の大河、黄河を意味しています、常に、にごっている河です。それが清、清むってことは無いですよね、そのくらい、その裁判官が笑うことが無い、と言うことです。
黄河が清むことと、その裁判が笑うことを比べた、ってことか。まあ、絶対笑わないってことだね。
笑わせたい!出来ればオヤジギャグで!最悪くすぐってでも!!
くだらなすぎですよ。
出典は「宋史」でした。