今回は老当益壮(ろうとうえきそう)です。
老いてますますさかん、と言うことです。
お!三国志で有名な黄忠(こうちゅう)のセリフかな。
そうですね、しかし元は、もっと昔の馬援(ばえん)のセリフです。
誰やそれ!
黄忠と同じ、五虎大将軍の馬超の先祖で紀元前の人物です。ちなみに五虎大将軍は「三国演義」に出てくる称号です。
え!正史には出てこないんだ!
あと老当益壮(ろうとうえきそう)の元の意味は少しニュアンスが違う使い方がされています。
立派な男とは、貧しければ更に志を強くし、老いればますます盛んであるべきだ、と、言う言葉の一部のみをとったのが老当益壮(ろうとうえきそう)です。
馬援はこの言葉を言った後に光武帝に仕えて活躍しました。
え!もしかして、お年寄りのセリフじゃないの?
そう思われます、若い時のセリフですし、その後に活躍していますから。
お年寄りが、まだまだ若いもんには負けないぞ!って言うセリフじゃないんだ。
まあ、今はそういう意味になっちゃってますけどね。
出典は「後漢書」でした。