かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

脣亡歯寒(しんぼうしかん)

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f:id:KAERUSAN:20180129181837g:plain 今回は脣亡歯寒(しんぼうしかん)です。

 

f:id:KAERUSAN:20180129181837g:plain 両者が依存関係に有る場合、一方が滅びるともう一方も滅びてしまうということ。

 

f:id:KAERUSAN:20180129183223g:plain くちびるほろびてはさむし、ですな。唇と歯は独立しているのではなく、両方無いと困りますよ、ってことですね。

 

f:id:KAERUSAN:20180129181946g:plain あれ?「唇」の字が「脣」になってるよ。

 

f:id:KAERUSAN:20180129183519g:plain どっちでもいいんですが「脣」の方が古いです。

 

f:id:KAERUSAN:20180129182121g:plain でも、漢検一級なので「唇」を使った方が良いかもしれないですね。

 

f:id:KAERUSAN:20180129181837g:plain 元は紀元前の中国の話で晋国が、虢(かく)国を攻めたいから、あなたの虞(ぐ)国を通らせて欲しい、と言うお願いをしてきたのですが、それを聞いた虞の臣下が、虢(かく)が滅んだら、虞も滅びてしまいます、と虞の君主を諌めたのですが、結局、晋の通行を許可してしまい、虢(かく)は滅ぼされ、そのまま虞の国も滅ぼされてしまいました。

 

f:id:KAERUSAN:20180129183223g:plain 事前に脣亡歯寒(しんぼうしかん)のたとえで教えたけどムダだったんだね。

 

f:id:KAERUSAN:20180129183519g:plain そういうことですね。

 

f:id:KAERUSAN:20180129181837g:plain 出典は「春秋左氏伝」でした。