今回は衣錦尚絅(いきんしょうけい)です。
自分の才能をひけらかさないことです。
どういうこと?
錦の衣を着ていても薄絹の服を上からきて隠す、という言葉です。
そんなことするわけないでしょ!
まあ、心がけですね。
にわとりさんみたいに、隠しても隠しても優しさと人徳がにじみ出ちゃうのはどうすればいいの?
にじみ出ちゃうんじゃいいんじゃないですか。この言葉は良い所を隠し通せ、ということではなく、見せびらかさなくても良い所は自然に表に出て来る、ということです。
じゃあ、にわとりさんは良いのか。
所で「絅(けい)」って何よ。
訓読みでは「うすぎぬ」です。着物の上にかける薄布のことも指します。
へー。
カテゴリーの所に「中庸(ちゅうよう)」と「礼記」って書いてあるけど。
出典は「中庸」なのですが、「中庸」は「礼記」の一部ですからね。
そういうことか。
出典は「中庸」でした。