今回は釜底抽薪(ふていちゅうしん)です。
問題解決のためには、原因を解決しなさい、と言うことです。
そりゃ、そうだけどさ。この字で?
釜の中のお湯が熱いのは、釜の下の薪が燃えているからです。
ほう。
だから、煮えたぎるお湯を何とかするんじゃなくて、薪を抜き取ってしまえば、お湯は冷めますよね。
燃えてる薪をどかす方が危ないんじゃない!
そりゃ、危ないですね、例えば、釜に水を足すより、薪に水をかければいいんじゃないですかね。
勢いのある、相手と直接戦うより、食料を焼き払ったり、相手の兵士にウソの情報を流してやる気を無くさせたりする方が、効果的でしょ。
卑怯だなぁ。
そういうことを言っている場合ではありません。
北斉の魏収の言葉と言われています。「兵法三十六計」にも出ています。