今回は雲蒸竜変(うんじょうりゅうへん)です。
優れた人がチャンスを得て活躍すること、です。
雲がわきあがり、竜が自在に動き回るさま、そこから、大活躍の意味が出てきたのかな。
そうですね。
いいね、かっこいい。
ただ、この言葉の元になった人物は、一時は活躍し、有名になったが、最後は反逆をしようとして捕まって処刑されました。
え、そうなの?
普通なら、当時の考え方だと、捕まってしまう前に自決するのが普通なのですが、彼は、生き残りさえすれば、雲蒸竜変しようと思って、生き残ろうとしたのである、という説明で出てくる言葉なんです。
ありゃ、そうなんだ。かっこいい言葉だからってカッコイイエピソードとは限らないんだね。
まあ、そうですね、竜って入っているとかっこよい感じしますよね。
出典は「史記」でした。