今回は青苔黄葉(せいたいこうよう)です。
秋のステキな風景の雰囲気を感じさせる言葉です。
秋なんだね。
劉長卿(りゅうちょうけい)の詩の言葉です。
孤船相訪至天蓋
万転雲山路更賖
欲払柴門迎遠客
青苔黄葉満貧家
「酬李穆見寄」という詩です。
全然判らないけども。
遠くまでよく来てくれましたね、歓迎したいけど「青苔黄葉」が、たくさんたまっちゃってて、何分貧乏なんで、申し訳ない。
みたいな感じの詩です。
「青苔黄葉(せいたいこうよう)」って、ゴミなの?
ゴミですね。
え、じゃあ、秋のステキな雰囲気じゃないんじゃないの?
この言葉は調べると「山の中の美しい風景」と書いてあることが多いです。
えー、訳判らないよー、ゴミなのに。
でも、詩もよく読むと、嬉しそうな詩でもあるでしょ。遠くから来たお客さんを歓迎する気持ちがありますし、
あー、たまった「青苔黄葉(せいたいこうよう)」も、秋の山の中を連想させるから、きれいな秋の風景のイメージなのか。
そういうことですね。
出典は劉長卿(りゅうちょうけい)の「酬李穆見寄」でした。