今回は風声鶴唳(ふうせいかくれい)です。
おびえていて、どんなことでも恐れること。
風の音にも、鶴の声にもビビっちゃう、ってことだね。
その通りです、作戦でちょっと、引き下がろうとしたら、どんどん逃げちゃって、そのまま総崩れになってしまった軍隊のお話が元になっております。
へーそりゃ悔しいね。
有名な三国志の時代を統一した晋に対し、五胡十六国時代に一大決戦を挑んだ、前秦(ぜんしん)の符堅(ふけん)の起こした戦い、淝水(ひすい)の戦いの話なのですが、ハッキリ言って、天下分け目の戦いで、この戦いで勝っていたら、天下を取っていたかもしれません。
へーそりゃ悔しいね!!
でも、北方の大軍隊が南下して河を渡って勝つのは難しいことですよ、三国志の時も、曹操が赤壁で負けたのを思い出します、あそこで勝っていたら歴史は大きく変わったでしょうし。
まあ、甘く見ていたが、ちょっと戦ってみたら強かったので、決戦の淝水(ひすい)の戦いの時には、符堅(ふけん)も恐れる気持ちがあったようです。
中国は広いから統一は難しいんだねぇ。
出典は「晋書」でした。