今回は臥薪嘗胆(がしんしょうたん)です。
有名な、復讐の言葉だよね。なにをしてるの?
負けたくやしさを忘れないために、部屋の入り口に苦いキモをぶらさげて、出入りのたびに、なめて、寝るのは、布団ではなく薪の上に寝た、ということです。
キモは、くさらないの?
え?どうなんでしょうね。取り替えてるんじゃないですか。
そこが、大事でしょう!
そうですかね?
もし、くさったキモを毎日なめて、薪の上に寝てたら、確実に、身体をこわしますよ。復讐どころではありません。
たしかに…。でも復讐は、とげたみたいですから、安心してください。始皇帝より古い時代の、呉越の国の戦いの話です。越王、勾践(こうせん)が最後に勝ちました。
よけいな話ですが、その後は、かなり性格が曲がって、残酷な、ひどい人になったと言われています。
やっぱり!!苦労のしすぎも、考えものだね。
言葉の意味は、目的のために長く苦労して、耐えることです。
出典は、嘗胆は「史記」で、臥薪嘗胆は、蘇軾でした。