今回は傍若無人(ぼうじゃくぶじん)です。
ずうずうしいひと?
そうですね、読んで字のごとく、傍(かたわ)らに、人無しが若(ご)とし。ヒトがいないみたいに、好き勝手にふるまうヒト。ということですね。
秦の始皇帝を暗殺しようとして失敗した男のお話がもとになっています。ドラマなどでみると、えらい豪傑で、肝が大きい感じに描かれてるんですが、国民性の違いか、ぜんぜん大した人に見えないんですよね。ただ暗殺失敗した人って感じで。ぜんぜん暗殺に行かないで遊びまわってんです。
ずうずうしいのは肝が大きいというより、育ちが悪いんだよ。だから失敗するんだよ。我々は気をつけましょう。
そうですね。
出典は「史記」でした。