今回は風林火山(ふうりんかざん)です。
戦国武将の武田信玄の旗印だね。
そうですね。元は孫子の兵法です。其疾如風 其除如林 侵掠如火 不動如山 難知如陰 動如雷震 掠郷分衆 廓地分利 懸権而動 の最初の四つを記したものですね。戦いのときの心がけを記したものです。
どういうこと?
風のようにすばやく、静かにする時は林のように物音をたてず、襲い掛かる時は火のように勢いよく。動かざるべき時は山のように。ってことです。
続きは、敵に知られぬようにすること影のように。動く時は、雷のように。敵地をうばう時は、兵を分け、敵をいつわる。占領地を広げるときこそ、要地をキチンと守る。よく策をめぐらし動くこと。これらを守るものは勝つであろう。ってことです。
なんかさ、普通だよね、動く時は速く、止まる時は止まりましょう。みたいなさ。
失敗する時は、そういうことを見落としてるものです。
風と雷の違いがよくわからないんだけど。どっちも速い感じじゃん。
風は、なめらかさ、や、状況に合わせる意味などがあるでしょう。雷は、突然に、と言うことです。
そうやって、敵をたおすのがいいんだ。
ただ、孫子は戦わずにして勝つことが、百戦百勝以上の価値がある。と言っています。
出典は「孫子」でした。