今回は一帯一路(いったいいちろ)です。
中国共産党の構想する経済、外交圏のこと。
習近平国家主席が2013'に提唱しました。略してOBOR(one Belt一帯 one Road一路)です。
21世紀のシルクロードとか言うよね。
だいたい、中国からヨーロッパの陸路「シルクロード経済帯」(一帯)と中国、東南アジア、インド、アフリカ、中東、ヨーロッパを結ぶ「海上シルクロード」(一路)からなります。
つながりは判ったけど、何をするの?
経済、インフラ、投資、金融、人的交流などを通しお互いの国の交流を活性化させるのが目的となります。
中国はすごい勢いで大きくなるよね。
高齢化や公害の問題もありますけど、AIや科学などの分野でも大きく成長していますね。国家体制が我々とは違うので長期一貫した計画が行えるのは確かですね。
電気自動車なんてすごい普及していますし。
そうなの?
充電施設は国家の後押しでたくさん作られていますし、バッテリー充電に時間がかかる分は、そのかかった時間に国から支援金が出るので働くより儲かる人もいるそうですよ。
すげぇ!日本じゃ、それは無理だわ!!
まあ、中国の上には超大国アメリカがありますからね、簡単じゃないですよ。
カンタンには抜けないってこと?
カンタンには抜かせない、ってことです。日本もドイツも結局抜くことは出来ませんでしたからね。
そして2018年後半からは、中国に借金をしてインフラを整備しても、国民の生活が悪くなったり、返せなくなっている国のケースもあって、各国が中国との関係を見直す国も増えています。
ミャンマーでは将来中国からの借金が返せなくなると考え、共同事業を縮小することで中国と合意しました。
あらー。お金があっても簡単じゃないのね。
2019年には、そういう傾向がいっそう強まり、「一帯一路(いったいいちろ)」の悪い印象を払拭するため中国政府も苦労しています。
さらに、北極も含まれると言う主張もしているそうです。
北極も!!