今回は孔丘盗跖(こうきゅうとうせき)です。
人間は生きているうちが花、死んだらみんな同じだから、せっかくの人生を楽しみましょう。と言うことです。
確かにそうだ!
でも漢字からそれがイメージ出来ないよ。
孔丘(こうきゅう)は、孔子のこと、盗跖(とうせき)は同じ時代の大悪人です。
偉い人も悪い人も死んだら同じ、って言うことか。
ちなみに孔子は、孔先生、と言う意味で、氏(うじ)は「孔」、諱(いみな)は「丘」、字(あざな)は「仲尼(ちゅうじ)」です。
国や時代などによっても違うのですが、カンタンに言うと、氏は、名字、姓。諱(いみな)は没後に使う名前、没後に贈られる尊称です。英語では truename がそれに当たります。(トゥルーネーム、本当の名前)
生きているうちは使わないんだ。
基本的にそうです。中国では親や主君のみが呼んで良い名前でした。忌み名ともいいます。
字(あざな)は中国で成人男子が一般に使った名前です。気楽に使える名前でした。
逆に言うと、諱(いみな)は気軽に使えないのが判るね。
盗跖(とうせき)はどんなに悪かったの?
もう悪い人の代名詞で、大マフィアですよ悪の大組織の首領です。
孔子と同時代って、紀元前じゃん、そんな時代からそんなヤツいたんだ。
出典は詩人、杜甫(とほ)の詩「酔時歌」でした。