今回は有無相生(うむそうせい)です。
「有」があってこそ「無」がある、相反すると思うことも、お互いがお互いの概念を成り立たせている、と言うこと、です。
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「有」があってこそ「無」がある、「高」があってこそ「低」がある、「美」があってこそ「醜」がある、「短」があってこそ「長」がある、その逆も成り立つ。
あー、なるほど、「善」と「悪」など、独立した絶対的と思うようなことも、相反する考え方があって初めて成立する、と言うことか。
そういうことです。そういうものを単純に、完全に別々に考えることで安易な考えに陥ることを聖人は決してしない、と言うことです。
なるほどね。
出典は「老子」でした。