今回は一路平安(いちろへいあん)です。
旅人などが出立するときなどに、旅路の無事を祈って言う言葉、です。中国の長編古典文学作品「紅楼夢(こうろうむ)」が出典です。
おお、「三国演義」「水滸伝」「西遊記」に並ぶ「紅楼夢」か「紅楼夢」は、読んだこと無いけど。
貴族の没落と、若者たちの感情を細やかに描いた傑作です。
戦わないから読まなかったんだよな。「紅楼夢」ってことは、清王朝の前半位の時か。日本は、江戸時代だね。ところで、どうやって使うの?
では、御気をつけて、一路平安。みたいな感じです。
それ、中国語の時は、いいけど日本語では変じゃないの!
かえるさんも、そう思います。日本では、書き言葉でしょうな。彼の一路平安を念じつつ、その場を去った、みたいな。
ああ、いい感じだ、しっくりきた。
出典は、曹雪芹(そうせっきん)の「紅楼夢」でした。