かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

使穴可入(しけつかにゅう)

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f:id:KAERUSAN:20200110142800g:plain 今回は使穴可入(しけつかにゅう)です。

 

f:id:KAERUSAN:20200110142701g:plain 大いに恥じ入って、隠れたいほどだ、と言う意味です。

 

f:id:KAERUSAN:20200110132650g:plain あなをしているべからしむ、とも読みます。

 

f:id:KAERUSAN:20200110144817g:plain 使穴可入(あなをしているべからしむ)?

 

f:id:KAERUSAN:20200110144318g:plain 穴があったら入りたい、のことですよ。

 

f:id:KAERUSAN:20200110122901g:plain あー、なるほど!

 

f:id:KAERUSAN:20200110141214g:plain 穴をして、入るべからしむ、か。

 

f:id:KAERUSAN:20200110141803g:plain どんな話なの?

 

f:id:KAERUSAN:20200110122706g:plain ある国の領主が、敵が攻めてくるから、敵に渡さないために麦を全員で刈ってしまえ、と言ったのですが、それを命じられた人が、

 

f:id:KAERUSAN:20200110141947g:plain 仕事もろくにしてないやつに麦を刈らせたら、そいつらは敵が攻めてきたらいいなー、って思うようになるからダメ、って断ったんです。麦はまた植えればいいけど、心は元に戻らない、ってことです。

 

f:id:KAERUSAN:20200110141214g:plain なるほど、心の問題は麦より大切だってことか。

 

f:id:KAERUSAN:20200110122706g:plain それを聞いた領主が「穴があったら入りたい」と言って恥じ入ったそうです。

 

f:id:KAERUSAN:20200110132756g:plain へー。

 

f:id:KAERUSAN:20200110142800g:plain 出典は「賈諠新書」でした。