今回は凱風寒泉(がいふうかんせん)です。
「凱風」は柔らかく暖かな南風のことで、ここでは母の愛を意味します「寒泉」は井戸の水のことです。
「詩経」の「凱風」と言う詩の文章を切り取ったのが「凱風寒泉」(がいふうかんせん)で、簡単に言うと、母の優しさは何も求めず当たり前のようにある、井戸の水でさえ人々の喉を潤す。なのに子供は母に迷惑かけるだけなことを悔やんだ内容の市になっております。
母はありがたいけど、子供は感謝せずそれに甘えてばかりなことを悔いた言葉なんだね。
そう言うことです。
「凱(がい)」って勇ましいイメージなんだけど。
「凱旋(がいせん)」とか「凱(かちどき)」なんて言いますものね。
でも、やわらぐ、たのしむ、なごやかさ、の意味もあるんです。
へー。
出典は「詩経」でした。